家族連れやグループ旅行の際、代表者1名のICOCAから同伴者全員分の運賃を一括で支払うことができます。ただし、自動改札機とは異なり、タッチする前の「事前申告」が絶対条件となります。
最も多い失敗が、前方の運賃箱へ近づいた瞬間に勢いでカードをタッチしてしまうケースです。運転士へ申告する前にタッチすると、機械が自動的に「大人1名分」の運賃を即座に引き落としてしまいます。
複数人分の支払いをスムーズに行う正しい手順は次の通りです。
1. 降車口に進んだら、カードをリーダーにかざさず、まず運転士に「大人○人、小児○人です」とはっきり伝える。
2. 運転士が運賃箱の設定ボタンを押し、モニターに合算金額が表示されたことを確認する。
3. 運転士から「どうぞ」と合図があった後、ICカードリーダーにICOCAをタッチする。
小児(小学生)の運賃設定についても知っておくべきポイントがあります。あらかじめ発行された「こどもICOCA」や小児用Suicaを使用する場合は、カード自体に小児属性が記録されているため、申告不要で自動的に小児運賃(大人の半額)が引き落とされます。しかし、大人用のICOCAを使って子どもの運賃を支払う場合は、必ず運転士への口頭申告が必要となります。