錦織一清を語る上で欠かせないのが、アイドル史に燦然と輝く「少年隊」での功績だ。1985年のメジャーデビュー以来、アクロバティックなダンスと洗練された都市型ポップスで一世を風靡した。特に1986年から毎年夏に開催されたオリジナルミュージカル『PLAYZONE』は、日本のエンターテインメントシーンにおける伝説的な舞台である。
錦織はグループのリーダーとしてだけでなく、舞台全体のクリエイティブな主導権も握っていた。激しいステージを何十本とこなしながら、完璧なパフォーマンスを維持し続けたプロ意識。髪型が崩れることも気にせず全力で踊りきるその情熱的な姿は、後輩たちにとって超えられない大きな壁として立ちはだかった。