1986年11月下旬、猛スピードで走り抜けた車が、当時44歳だった母・美恵子さんの乗る車両を大破させた。衝突の衝撃はすさまじく、美恵子さんは頭部や全身に強い外傷を負うこととなる。現場周辺の混乱と病院への搬送におけるタイムロスが重なり、必死の救命措置も虚しく、彼女はそのまま帰らぬ人となった。
当時の芸能界は、人気絶頂にあったトップスターの足元を揺るがす悲報に言葉を失った。最愛の存在を突如奪われた失意の底で、青年は泣き崩れた。だが、この残酷な事故死は、翌年に待ち受けるさらなる悪夢の序章に過ぎなかったのだ。