なぜ犯人は金銭の要求ではなく、レコード大賞の辞退という芸能活動の妨害を突きつけてきたのか。犯人像については長年にわたり多様な説が議論されてきました。熱狂的なファンの偏執的な嫌がらせ説、芸能界の利権争いや過激なアンチによる嫌がらせ説など、憶測は今も絶えません。
捜査当局による懸命の聞き込みも空しく、決定的な手がかりが得られないまま時は流れました。犯人が遺骨の返還に応じることは一度もなく、公訴時効が成立したことで真相は闇の中へと葬り去られました。残された謎と奪われた遺骨は、悲劇の象徴として歴史に刻まれています。