彼女を語る上で絶対に外せないのが、俳優の角野卓造に扮した(あるいは似ていると突っ込まれる)鉄板のギャグだ。今や誰もが知る「角野卓造じゃねえよ!」という一言だが、そのルーツは成人式写真にまで遡る。貫禄ある和装姿が「角野卓造さんにそっくりだ」と周囲の芸人やスタッフに弄られ始めたことが、すべての始まりだった。
かつて日本テレビ系のトーク番組で明かされた独占エピソードによると、最初は本気で戸惑いがあったという。「若い女性として可愛い着物を着たはずなのに、なぜ大物ベテラン俳優に例えられるのか」と。しかし、相方の箕輪はるかや吉本興業の先輩芸人たちから「それは絶対に武器になる」と背中を押され、返し技としてのツッコミを徹底的に磨き上げた。そこから「マイケル・ジャクソンじゃねえよ!」「ステラおばさんじゃねえよ!」といったバリエーションが派生し、唯一無二のポジションを確立することとなったのである。