キャンチョメの危機に駆けつける存在として、絶対に忘れてはならないのがパルコ・フォルゴレだ。彼の登場シーンがもたらしたカタルシスは、まさに雷鳴のごときインパクトであった。緊迫した戦闘の真っ只中に響き渡るあのお馴染みのメロディと、常軌を逸した「無敵感」。シリアスな絶望の淵から一転して腹を抱えて笑える展開へとシフトする巧みなストーリーテリングは、雷句誠作品の真骨頂と言わざるを得ない。
ギャグ要素が浮くことなく、むしろキャラクターの絆の深さと「諦めない心」を象徴する要素として機能している点が秀逸だ。フォルゴレの愚直なまでのカッコよさは、時代を超えて読者の胸を打ち続けている。