Q1:今日進んだ急激な円高は、今後どこまで進む可能性がありますか?
A1:日米の金利差縮小が意識されているため、短期的には下値を試す展開が想定されますが、過去のような超円高(1ドル100円前後)に突入する公算は極めて低いです。日本企業の海外投資収益の再投資や構造的な貿易赤字体質がドルの底堅い需要を支えており、130円台後半から140円近辺には強力な中長期の下値支持帯が存在します。
Q2:日経平均株価が急落しましたが、新NISAの積立投資は停止すべきでしょうか?
A2:絶対に停止してはなりません。積立投資の強みは、市場急落局面において「同一金額でより多くの口数を安値で自動購入できる(ドル・コスト平均法)」点にあります。狼狽して積立を止める行為は、将来の反発局面で得られる複利効果を自ら放棄する最大の投資ミスとなります。
Q3:保有している輸出関連株が大きく下げています。今すぐ損切りすべきですか?
A3:銘柄の企業価値を再点検してください。今期想定為替レートを保守的(例:1ドル140円前後)に設定している企業であれば、今回の円高による業績下方修正リスクはすでに株価に織り込まれつつあります。借入比率が低く、自己資本比率が高いグローバル優良企業であれば、一時的な先物主導の売りが止まった後に自律反発する確度が高いため、慌てて底値売りを急ぐ必要はありません。