激動の1930年代、若き日の彼は本名の金成柱(キム・ソンジュ)として抗日パルチザン戦線に身を投じた。中国共産党系の軍事組織に身を置き、満州の苛烈な環境下で小規模なゲリラ戦を展開した青年は、現場の指揮官として次第に頭角を現していく。しかし、当時の治安当局文書や作戦記録を精査すると、後年平壌が主張した「単独での祖国解放作戦」という伝説とは大きく乖離した泥臭い実像が見えてくる。伝説的な抗日英雄である「金日成」の名称をいつ、どのような経緯で名乗るに至ったのかという謎は、今なお歴史家たちの間で激しい議論を呼ぶテーマだ。
金日成の若き素顔と抗日伝承の真実:新資料が暴く絶対権力者の原点
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