当時の報道を振り返ると、物語の始まりは今井美樹と山下久美子の深い友情にあった。元々二人はプライベートでも頻繁に行き来し、互いの活躍を尊重し合う大親友だったという。しかし、山下久美子の夫であった布袋寅泰が今井美樹の楽曲プロデュースを手掛けるようになったことで、風向きは徐々に変わり始める。スタジオでの共同作業が重なるにつれ、音楽的パートナーシップは次第にプライベートな恋愛感情へと変化していった。
二人の密会が噂されるようになると、親友からの裏切りという構図に世間は騒然となった。山下久美子と布袋寅泰の離婚が成立した直後、今井美樹と布袋寅泰が電撃結婚を発表したことで、「奪われた側」と「奪った側」という決定的なラベルが貼られることになる。友情の崩壊と愛の成就が同時に起きたこのドラマは、平成のエンタメ史において最も物議を醸した恋愛劇の一つとして記録された。