金井克子の原点を語る上で欠かせないのが、少女時代に入団した西野バレエ団での厳しい鍛錬です。創設者である西野皓三氏のもとでクラシックバレエの基礎を叩き込まれた彼女は、1960年代後半に日本テレビ系のバラエティ番組『レ・ガールズ』に出演。由美かおる、原田糸子、奈美悦子らとともにミニスカート姿で躍動し、日本中のお茶の間を釘付けにしました。
テレビ朝日の長寿トーク番組『徹子の部屋』に出演した際にも、金井克子は当時の思い出や現在の交友関係について軽妙な語り口で振り返っています。バレエ団時代の仲間である由美かおるや、同時期に舞台芸術で頭角を現した前田美波里らとは、現在もお互いのステージを観劇し刺激を与え合う深い絆で結ばれています。
インタビュー番組や手記において、金井克子は「あの過酷なレッスンがあったからこそ、何歳になってもブレない軸が身体に残っている」と回顧しています。若い頃に培われたプロフェッショナルとしての自負と表現への情熱は、半世紀以上の時を経ても色褪せることはありません。