そもそも、この不思議な瓶はどのような経緯で日本に根付いたのだろうか。時計の針を19世紀半ばまで巻き戻してみる。
日本のラムネの起源は、イギリス人実業家アレキサンダー・キャメロン・シムが居留地のあった神戸で製造・販売を始めた「レモネード」にあるとされる。レモネードの呼び名が訛り、ラムネとして親しまれるようになった。当時、炭酸を閉じ込める革新的な技術として持ち込まれたのが、玉入りガラス瓶だった。明治以降、国内の職人たちが工夫を重ねて国産化を達成。100年以上の年月を経て、日本の夏の風物詩へと開花した歴史がある。