いまや被害は入場チケットの偽造だけにとどまらない。最近特に警戒されているのが、会場周辺の「プライベート観覧エリア」や「場所取り代行」を偽る手口だ。
「穴場の絶景スポットを確保済み。混雑なしで観覧できる権利を限定1組に譲ります」――そんな煽り文句とともに、地図アプリのピン留め画像や現地の合成写真が送信されてくる。代金を電子マネーや暗号資産で即座に支払わせるが、当日現地へ向かうと、そこは立ち入り禁止の工事現場やただの公道、あるいは全く無関係の個人宅敷地内なのだ。異変に気付いて連絡を取ろうとした時には、すでに取引相手のアカウントは消滅している。