どれほど効果的な運動であっても、関節を傷めてしまっては継続できません。特に階段昇降において注意すべきなのは、階段昇降の正しいフォームの維持と、膝関節へのストレス管理です。
階段を上る際は、以下のポイントを意識してください:
① 目線を足元だけに落とさず、背筋を真っ直ぐに保つ。
② つま先だけでなく、足裏の約7〜8割をステップに乗せる。
③ 膝がつま先より前に突き出ないよう、股関節を引き込んでお尻の筋肉で踏み込む。
④ 前屈みになりすぎず、上半身の骨盤を立てて重心を移動させる。
注意が必要なのは階段を降りる際の効果と膝の負担です。下りの動作では筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する「エキセントリック収縮」が起き、大腿四頭筋に強い筋刺激が入るというメリットがあります。しかし同時に、着地時には体重の約3〜5倍の衝撃が膝関節にかかります。膝に不安がある場合は、下りでは無理をせずエレベーターを利用するか、足首をやわらかくクッションのように使い、親指の付け根(母指球)から静かに着地して衝撃を逃がす動作を徹底してください。