「親しい友人でも裏切ることがあると思うか」「つまらないことでも腹が立つか」——このような運転操作と直接関係がないように思える質問に対し、受講生からは「意図がわからない」「回答を強制されるのが不快だ」という疑問の声が絶えない。
なぜ、このような検査が長年放置されているのか。その背景には、教習所業界全体の保守的な体質と行政の指導要領がある。警察庁の指針に基づいた検査を継続して運用することが、教習所側にとって最も安全かつコストがかからない選択肢となってしまっているのだ。時代の変化に合わせた検査基準の抜本的な見直しやアップデートは、ほとんど進んでいない。