『教師びんびん物語』の最大の魅力は、なんといっても徳川龍之介役の田原俊彦と榎本英樹役の野村宏伸による息の合ったコンビネーションでした。「榎本ぉ!」「先輩〜!」という掛け合いは当時の流行語となり、バラエティ番組でも多数パロディ化されるほどの社会現象を呼びました。
主演を務めた田原俊彦は、60代を迎えた現在も驚異的な身体能力とキレのあるダンスを維持し、毎年の全国ツアーや新曲リリースを精力的に継続しています。独立や時代の荒波を乗り越え、現役のトップエンターテイナーとしてステージに立ち続ける姿は、まさに劇中の徳川龍之介の熱血漢そのものです。
一方、後輩教師役で大ブレイクを果たした野村宏伸も、円熟味を増した実力派俳優としてドラマや映画、舞台で幅広く活躍しています。二人の私生活における親交は今も続いており、バラエティ番組での共演や田原のステージへのサプライズ登場など、ファンを歓喜させる名コンビぶりは健在です。
脇を固めた共演陣の存在も見逃せません。徳川の良き理解者だった教頭役の阿藤海(阿藤快)さんや、個性派教員を演じた萩原流行さんなど、すでに鬼籍に入られた名優たちもいますが、その圧倒的な存在感は作品の中に深く刻まれています。校長役の五十嵐淳子や、コミカルな演技で笑いを誘った大竹まことなど、錚々たる顔ぶれがドラマを支えていました。
さらに注目すべきは当時の生徒役たちです。第1シリーズの生徒・神崎瑠美役として出演していたのが、当時まだ小学生だった観月ありさでした。圧倒的な美少女ぶりで強烈なインパクトを残した彼女は、その後トップ女優へと登り詰め、現在も第一線で主演ドラマを更新し続けています。子役として教室に座っていた子どもたちの中からも、後の芸能界や各界で才能を開花させた人物が複数輩出されました。