Yahoo!知恵袋やX(旧Twitter)などのコミュニティには、外壁塗装工事後にトラブルへ発展した施主のリアルな後悔が数多く投稿されています。現場取材とWeb上の声を照合すると、トラブルの焦点は費用面だけでなく「施工品質」と「近隣関係」に集中しています。
「契約時の色見本帳(小さなチップ)で選んだら、完成後の家全体の色が想像以上に派手で明るく、周囲の景観から浮いてしまった」という失敗は典型例です。これは「面積効果」と呼ばれる視覚心理現象によるもので、明るい色は広い面積で見るとより明るく鮮やかに見え、暗い色はより暗く沈んで見えます。A4サイズ以上の大きな塗り板見本を屋外の直射日光や日陰にかざして確認する工程を省いた業者を選んでしまったことが原因です。
また、近隣クレームも深刻です。「高圧洗浄の水しぶきが隣家の車に飛び散り弁償問題になった」「足場設置の金属音が鳴り響くのに、事前のあいさつ回りを業者が一切行っていなかったため隣人関係が悪化した」といった報告が散見されます。優良な施工店は、着工1週間前に粗品を持参して近隣への丁寧な事前説明を徹底しますが、売上至上主義の営業会社はこの泥臭い配慮を怠りがちです。