日本中の誰もがテレビの前に釘付けになった時代、その中心には間違いなく彼がいた。フジテレビの月9ドラマ『ひとつ屋根の下』で演じた「あんちゃん」こと柏木達也役は、社会現象とも呼ぶべき大ブームを巻き起こした。「そこに愛はあるのかい?」という名ゼリフと、泥臭くも温かい兄弟愛を胸に熱演する姿は、全国の視聴者の涙を誘った。
だが、彼は過去の成功体験にとどまる男ではなかった。次に世に送り出した衝撃作が『救命病棟24時』シリーズだ。過酷を極める救命救急の現場で人命と向き合う天才医師・進藤一生役を完璧に演じ切り、日本の医療ドラマにおける新たな金字塔を打ち立てた。緊迫した現場で見せる静かなる情熱は、観客に強いリアリティと感動を刻み込んだ。