ネット上の掲示板やSNSで頻繁に交わされる疑問の一つに、「中学からの内部進学生(中高一貫組)と高校からの入学者(高入生)の学力格差や人間関係の隔たり」があります。「高入生は内進生に馴染めないのではないか」「カリキュラムの進度が違いすぎて取り残されるのではないか」という懸念です。
しかし、実際の教育課程を取材すると、この不安は杞憂に過ぎないことがわかります。高校入学時、高入生は基本的に「高入生単独のクラス」として編成され、最初の1年間で高校学習内容の基盤を徹底的に固め直します。中学範囲の先取りを終えている内進生とは別枠で無理のないキャッチアップ授業が行われ、高校2年次から志望進路や学力に応じてスムーズに合流する仕組みが確立されています。
「高入生が不利」という事実はなく、むしろ高校入試の厳しい競争を勝ち抜いてきた高入生が刺激となり、内進生の学習意欲を再点火させる好循環が生まれています。現に、東大や国立医学部への現役合格者の内訳を見ても、高入生からトップクラスの実績を収める生徒が毎年一定数存在しており、高校からの入学であっても十分にトップを狙える環境が担保されています。