江川卓と小林繁の宿命!昭和のタブー「空白の一日」に眠る新事実

江川卓と小林繁の宿命!昭和のタブー「空白の一日」に眠る新事実

江川卓と小林繁の宿命!昭和のタブー「空白の一日」に眠る新事実にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

この事件で最も劇的な運命をたどった男、それが読売ジャイアンツの若きエースだった小林繁である。宮崎キャンプへの出発直前、羽田空港近くのホテルに呼び出された小林は、突然の阪神タイガースへのトレード通告を受ける。

「男の引き際」を見せた小林の態度は、日本中の同情と喝采を浴びた。会見場に現れた小林は感情を押し殺し、取り乱すことなく毅然と語った。「阪神に行きます。巨人を倒すために全力を尽くします」。背広姿の細身の身体から漂う哀愁とプライド。昭和の男の美学がそこに凝縮されていた。

翌1979年シーズン、小林は猛虎のエースとして驚異の22勝を挙げ、巨人を相手に8戦全勝という神がかり的な投球を披露する。マウンド上で見せる気迫のサイドスローは、理不尽な球界の力学に対する、グラウンド上からの痛烈な意趣返しだった。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。