長年、ファストフード業界における主なターゲット層はファミリー層や学生、ビジネスパーソンであった。しかし、このコラボレーションが証明したのは、熱狂的なファンコミュニティが持つ桁違いの購買行動力だ。一人で複数セットを予約・購入し、家族や友人に振る舞うファンも少なくなかった。
「推し」のためであれば、単価の高さや購入の手間を苦にしない消費トレンド。このパワーを外食チェーンが正面から受け止めたことで、顧客単価は急上昇した。経済アナリストは「アニメやゲームのファン層は、自分が応援するコンテンツとコラボした企業に対して非常に高いエンゲージメントを示す。KFCは単なるチキン屋ではなく、彼らの『推し活』を後押しするパートナーとしてのポジションを確立した」と分析する。