写真集発売から四半世紀以上が経過した現代においても、SNSやオンラインコミュニティでは定期的に『NUDITY』の芸術性が議論されています。インターネット上でのリアルな読者・ファンの声を検証すると、時代とともに受け止め方が大きく変化していることが分かります。
「当時はスキャンダラスな見出しばかりが先行していたが、今見返すと宮澤正明さんのライティングと菅野美穂さんの彫刻のような肢体が美しく、卑猥さを感じさせない芸術作品になっている」
「20歳という多感な時期に、ここまで自分をむき出しにしてカメラと対峙した胆力に圧倒される。この時の狂気とも言える集中力が、その後の『大奥』や『ギルティ』といった怪演に繋がっているのは間違いない」
ネット上の掲示板やレビューサイトでは、単なる興味本位の視線から、「女優・菅野美穂の原点となる表現」としての再評価へとシフトしています。消費されるアイドルから、自らの身体をも表現手段とする女優への脱皮のプロセスとして捉え直されているのです。