次男の「こっちのけんと(本名:菅生健人)」さんは、キャッチーなメロディと中毒性のあるリズム、そして内省的な歌詞世界で若い世代を中心に爆発的な支持を集めるマルチクリエイターです。
駒澤大学時代のアカペラ活動から一般企業への就職
こっちのけんとさんは駒澤大学在学中、アカペラサークル「鳴声刺心(めいせいししん)」に所属。アマチュアアカペラの全国大会「A cappella Spirits」で2年連続優勝を果たすなど、学生時代から卓越したボーカルアレンジと歌唱力で頭角を現していました。 しかし大学卒業後は、芸能界へ直行する道を選ばず、一度は一般企業に就職。社会人としての日々を過ごす中で、自身のメンタルヘルスの悪化や双極性障害(躁うつ病)の発症という深刻な挫折を経験します。この苦悩の時期に、自らの感情を吐き出し、誰かの救いになる音楽を作りたいという切実な想いから本格的な楽曲制作を再開しました。
『はいよろこんで』の世界的ヒットとNHK紅白歌合戦への道
2026年にリリースされた楽曲『はいよろこんで』は、モールス信号の「トントンツーツー」のリズムをサンプリングし、現代社会で生きづらさやプレッシャーを抱える人々の本音を軽快なダンスビートに乗せて歌い上げた名曲です。TikTokをはじめとするSNSでのダンス動画投稿が爆発的なブームを巻き起こし、国内外のストリーミングチャートを席巻しました。 テレビ番組のインタビューで語られた「自分は兄の劣化版ではないかという劣等感に長年苦しんできた」という率直な告白は、同じように家族や他者との比較に悩む多くのリスナーの胸を打ちました。私生活では長年支え合ってきた一般女性(通称・ブルさん)との結婚を発表し、公私ともに確固たる基盤を築いています。