SNSの普及に伴い、誰しもが他人の容姿を点数化し、気軽に批評できる時代が到来した。画面の向こう側にいる生身の人間に対する想像力を欠いたまま、記号的に「可愛い」「不細工」と分類する風潮は、いわゆるルッキズムの弊害そのものである。
特に、卓越した才能や高感度を誇る人物に対して、ネット上の匿名アカウントが批判の矛先を向ける心理には、嫉妬や自己承認欲求の裏返しが潜んでいることが多い。しかし、そうした声は声高に響くようでいて、実際にはごく一部の限られた領域にとどまっている。現実の世論や、彼女の仕事に対する業界内の絶大な評価とは大きく解離しているのが実情だ。