発熱から数時間が経過した段階で、すでに家庭内感染の火種は撒かれています。同居者が発症した際、真っ先に行うべきは「部屋の完全隔離」と「介抱役の一本化」です。複数人で交代しながら看病するのは、ウイルスとの接触機会を増やすだけの悪手。免疫力が高く、基礎疾患のない大人が専任となるのが鉄則です。
厚生労働省のガイドラインでも示されている通り、隔離部屋のドアノブやスイッチ類は徹底的なアルコール消毒が求められます。しかし、それ以上に重要なのは「空気の出口」を作ること。感染者のいる部屋の窓をわずかに開け、廊下側の換気扇を回してしまうと、ウイルスを含んだ空気が廊下に吸い出されます。正しくは、隔離部屋の窓から外へ排気する気流設計です。扇風機を外に向けて微風で回すだけで、廊下への漏出リスクは激減します。