家族感染でも平気?インフルにかからない人の特徴と体質の秘密

家族感染でも平気?インフルにかからない人の特徴と体質の秘密

家族感染でも平気?インフルにかからない人の特徴と体質の秘密についての真相をお届けします。

「インフルエンザに一生かからない人はどれくらい存在するのか」という疑問に対し、疫学的には生涯を通じて一度もウイルスに接触・感染しない確率は数パーセント未満と極めて稀です。しかし、遺伝子レベルでウイルスに対する耐性を持つ人がいることは科学的に立証されています。

近年のゲノム研究では、抗ウイルス自然免疫に深く関わる「IFITM3遺伝子」などの多型が注目されています。この遺伝子が活性化しやすい体質の人は、ウイルスが細胞内に侵入してRNAを複製するプロセスを初期段階で強力に抑制できます。重症化しやすい遺伝子型を持つ人と比べ、軽症または無症状で終息する確率が格段に高いのです。

また、血液型(ABO式血液型抗原)と感染症感受性の関連も研究が進んでいます。血液型物質は血管内だけでなく気道や消化管の粘膜上皮にも分泌されており、ウイルスの表面タンパク質との親和性にわずかな差を生みます。一部の研究ではO型の人が特定のウイルス株に対してわずかに受容親和性が低いといった報告もありますが、血液型単体で完全な免疫が決まるわけではなく、複数の受容体構造と免疫遺伝子の組み合わせが「かかりにくさ」のベースを形作っています。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。