富田林駅からスクールバスに揺られて坂を上ると、そびえ立つ大平和祈念塔(通称PLタワー)が視界を圧倒する。バブル期には何千人もの信者や生徒が往来したこの場所は、現在、時が止まったかのような静けさに満ちている。
かつては学年ごとに何百人もの生徒が机を並べ、国公立大学や難関私大を目指す特進コースからスポーツ推薦の猛者までが揃っていた。だが、現在の校舎で稼働している教室はごくわずかだ。広大なグラウンド、整備された体育館、巨大な学生寮――そのスケールと実際の在籍人数のアンバランスさは、訪れる者に強い喪失感を抱かせる。敷地内ですれ違う生徒の姿はまばらで、教員たちが寂しげに校内を見回る姿が印象的だ。