最新の栄養学が到達した結論は極めてシンプルだ。朝食の目的は単なる「カロリー摂取」ではなく、「体内時計のリセット」と「代謝スイッチのオン」にある。ハーバード大学で抗老化研究を牽引するデイヴィッド・シンクレア教授の研究をはじめ、世界の最先端科学は食事が遺伝子発現や細胞修復に及ぼす影響を次々と明かしている。
朝、眼を覚ました直後の身体は、長時間のファスティング(絶食)状態にある。このタイミングでどのような栄養素を入れるかによって、その日一日の自律神経の働きやホルモン分泌のバランスが根本から決定づけられるのだ。単にエネルギーを補充するだけでは意味がない。脳の主要エネルギー源であるグルコースを滑らかに供給しつつ、細胞のミトコンドリアを活性化させる組み合わせこそが求められている。