磯野貴理子さんの闘病から私たちが学ぶべき最大の教訓は、脳梗塞の予兆・前兆サインを決して放置しないことです。医療現場では、脳卒中を疑う際の合言葉として「FAST(ファスト)」のチェックが提唱されています。
・F(Face:顔):笑顔を作ったとき、片側の顔面が下がったりゆがんだりしないか。
・A(Arm:腕):両腕を前に伸ばしたとき、片方の腕が自然と下がってこないか。
・S(Speech:言葉):簡単な文章を普段通りに発声できるか、ろれつが回っているか。
・T(Time:時間):これらの症状が1つでもあれば、発症時刻を確認し、迷わずすぐに救急車を呼ぶこと。
磯野さんの場合も、この「言葉のもつれ」や「身体の違和感」を同居人が早期に見逃さなかったからこそ、現在の健やかな生活があります。少しでも「おかしい」と感じた瞬間の迅速な行動が、後遺症なき生還への唯一の近道です。