周囲が強い拒否感を覚える背景には、言動の端々に滲み出る作為性があります。集合体恐怖症がわざとらしい理由として真っ先に挙げられるのが、「本当に恐怖を感じている人間の行動パターンと矛盾している」という点です。
真剣に特定の対象へ恐怖を抱いている人は、視界に入った瞬間に画面を閉じたり、その場から立ち去ったりと、自衛のために無言で回避行動を取るのが自然な心理です。しかし批判の的となる人々は、わざわざ対象の画像を凝視した上でコメント欄に長文を打ち込み、「鳥肌ヤバい」「心臓バクバクしてきた!」と実況中継を始めます。この自己矛盾に満ちた振る舞いが、周囲に「見てほしいだけ」「騒ぎたいだけ」という印象を決定づけます。
さらに、医学的な恐怖症という重い言葉を軽々しく使い、自分を特別扱いさせようとする態度が集合体恐怖症は甘えやファッション感覚だと断じられる決定的な要因です。「私は人より繊細で傷つきやすい」というポーズを取りながら、周囲に無条件の配慮を強いる姿勢が、集合体恐怖症が嫌われる理由の根本にあります。