かつてギャラの天井を決めていたのは、日本テレビをはじめとする地上波キー局のゴールデン帯番組だった。しかし、配信ビジネスの急速な拡大に伴い、収益構造に巨大な地殻変動が起きている。その象徴がAmazon Prime Videoで展開される『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』をはじめとする独占コンテンツだ。世界規模の資金力を背景とした配信ギャラは、地上波の出演料水準を遥かに凌駕する場合がある。
この変化は事務所内部の格差を二極化させている。地上波テレビ番組での認知度維持を狙う従来型の売れっ子と、配信プラットフォームで世界市場やコアファン層を狙うトップクリエイター。同じ吉本所属でありながら、1回の出演やプロデュースで手にするリターンには桁違いの開きが生じているのが現実だ。