今回のオークションにおける最大の注目点は、その落札予想価格だ。市場関係者の間では、最低でも300万ドル(約4億5000万円)からスタートし、最終的にはその数倍に達するのではないかと囁かれている。これまでに取引された映画プロップの最高額を塗り替える可能性すらある。世界的なインフレと、富裕層によるオルタナティブ投資(代替投資)のブームが、この熱狂を後押ししているのだ。
「これは単なる小道具ではありません。世代を超えて愛される神話の象徴です」と、ロンドンの美術商は語る。入札には、シリコンバレーのテック大物から中東の王族まで、日本の熱狂的なコレクターも含めた錚々たる顔ぶれが名を連ねているという噂も飛び交う。