立ち上げから中心人物として陣頭指揮を執ってきたアーティストの中村政人氏は、単に作品を展示するにとどまらない表現のあり方を追及してきた。彼が提唱するソーシャルアートの理念は、社会の隙間や課題にアートの力で介入し、人々の意識やコミュニティの構造そのものを変容させる試みだ。
独占取材に応じた中村氏は、これまでの歩みを振り返りつつ、次のように意気込みを明かした。「完成された美術品を飾るだけの美術館はもういらない。必要なのは、人々が対話し、自ら創造に参加できる生きた場だ」。その言葉には、制度化されたアート界に対する批評性と、現場から社会を変革しようとする揺るぎない意志が込められている。