朝の情報番組や夕方のニュース解説で親しみやすい笑顔を見せる齋藤孝氏。メディア露出の頻度から「本業はタレントではないのか」と揶揄されることも少なくありません。しかし、その本拠地は一貫して明治大学文学部(駿河台・和泉キャンパス)の教壇にあります。
明治大学のシラバスや文学部関係者の証言によると、2026年度も教育学、身体論、コミュニケーション論の講義を担当。受講登録が数百人規模に達する大講義室でも、学生を指名して声を出させたり、隣の学生同士で即座に雑談を交わさせたりする「身体参加型」の授業スタイルは健在です。和泉キャンパスの学生からは「テレビで見るそのままのハイテンションで、90分間まったく眠くならない」「理論だけでなく面接や対話の現場で即効性のある身体の使い方が身につく」といった高い支持を集めています。
近年は対面授業の熱量を維持しつつ、オンラインを活用した社会人向けリスキリング講座や全国自治体・企業向けの講演会にも積極的に登壇。メディアでのコメンテーター業と大学教授としての現場研究、そして教育実践の3本柱を分刻みのスケジュールで回し続ける生活は、60代半ばを迎えた現在も衰えを見せていません。