意識の変化はファッションにとどまらない。最新の意識調査によると、20代女性の8割以上が「高身長であることに肯定的なイメージを持っている」と回答した。10年前の調査結果と比較すると、この数字は倍増に近い伸びを見せている。
背景にあるのは、固定化されたジェンダーギャップや偏見の解体だ。「男性より背が高くてはいけない」「守ってあげたくなるような小ささが魅力的だ」といった古くさい恋愛観や結婚観は、若い世代の間で急速に実効性を失っている。
対等なパートナーシップを重視する現代の価値観において、堂々と胸を張って歩く姿は、自立した個人の象徴として好意的に受け止められている。性別に関わらず、ありのままの骨格を慈しむ「ボディ・ポジティビティ」から一歩進んだ「ボディ・ニュートラリティ(身体の中立性)」の概念が、日本社会にも着実に根を下ろしつつある。