冒頭の澄み切った一節「呼んでいる胸のどこか奥で」から始まる楽曲の正式名称は、『いつも何度でも』です。2001年7月18日にシングルとしてリリースされ、映画『千と千尋の神隠し』の主題歌として日本中を席巻しました。
歌唱と作曲を担当したのは、歌手でありライアー奏者の木村弓氏です。木村氏が奏でる「ライアー」とは、シュタイナー教育などでも用いられるドイツ発祥の手持ち竪琴であり、その素朴で澄んだ残響は、聴く人の自律神経を整え深いリラクゼーションをもたらす特性を持っています。
作詞を担当したのは、卓越した言葉の紡ぎ手として知られる詩人・作詞家の覚和歌子氏です。2001年の第43回日本レコード大賞金賞を受賞し、第25回日本アカデミー賞主題歌賞を獲得するなど、アニメソングの枠組みを遥かに超えて日本の音楽史に燦然と輝く名作となりました。