長崎県佐世保市の小さなカメラ店から出発した株式会社ジャパネットたかたは、今や日本の家電通販業界を象徴する巨頭へと成長した。創業者の高田明氏が見せた、自ら甲高い声で商品の魅力を語りかける独特のプレゼン手法は、全国の視聴者を魅了し、日本のテレビショッピングのスタイルそのものを決定づけた。
その熱血経営を引き継いだのが、息子の高田旭人現社長だ。旭人氏の舵取りにより、同社はロジスティクスの刷新やアフターサービスの強化、さらには商品を厳選して過剰な選択肢を削ぎ落とす「絞り込み戦略」を徹底した。バイヤーが徹底的に仕入れ交渉を行い、施工体制の全国ネットワークを構築したことで、競合が容易に模倣できない強靭なビジネスモデルを確立している。