リトグリの真骨頂であるボーカルアレンジにおいて、『My Best Friend』はメンバーそれぞれの声質の違いを最大限に活かしたパート分けが施されています。
AメロからBメロにかけては、メンバーがソロパートをテンポよくリレーしていく構造が特徴です。繊細で透明感のある歌声から、ソウルフルで芯の太い歌声へとスムーズにバトンが渡されることで、楽曲に豊かな起伏とグルーヴが生まれます。一人ひとりの歌唱力の高さがソロセクションで際立つからこそ、聴き手は一瞬で楽曲の世界へ引き込まれます。
そしてサビに突入した瞬間、個々の声が一つに溶け合い、極上のマルチレイヤー・コーラスへと進化します。主旋律を支える下ハモと突き抜けるトップノートのバランスが絶妙で、ただ音を重ねるだけでなく、声の倍音成分が響き合うことで圧倒的な推進力を生み出しています。パートごとの緻密な歌割りがあるからこそ、カラオケで複数人でパートを分担して歌う楽しさも抜群です。