山形3区は、かつて加藤紘一氏が強固な王国を築き上げた地域だ。だが、過疎化と高齢化が全国平均を上回るスピードで進行する庄内・最上地域において、従来の集票組織だけでは勝ち抜けない時代が訪れている。若手層の地元離れや農政への不満が渦巻く中、地元有権者の要求は日増しに厳しさを増す。
こうした中、週末ごとに地元へ戻り、小規模な対話集会を重ねる泥臭いスタイルへの回帰が見られる。看板だけの推薦ではなく、一次産業の現場や子育て世代の生の声を取り込む姿勢は、一部の批判層を取り戻す兆しを見せている。地方の疲弊をいかに国政の議題へと押し上げられるかが、再選に向けた絶対条件だ。