デジタル化と個人主義の進展は、一方で深刻な「孤立」という影を落としている。過剰なSNS接続による比較疲れや、アルゴリズムがもたらす分断に直面した人々は、より誠実で安全な「繋がり」を求め始めた。不特定多数と浅く繋がるオンラインから、共通の趣味や価値観を持つ少人数でのリアルな集まりへと、振り子は大きく揺れ戻っている。
カフェ、本屋、地域のコミュニティスペース、オンラインのクローズドなサロンなど、家庭でも職場でもない「サードプレイス(第3の場所)」の存在感が増している。孤独を回避しつつも個人としての自律を守る。この絶妙なバランスを探し求めることこそが、急激に変化する現代社会を生き抜くための、最大の処方箋となっているのだ。 (出典: 今 令和(Yahoo!ニュース))