ネット上で急速に拡散した今回の騒動について、制作元である日本テレビ放送網の公式発表や各所属事務所のリリースをくまなく照合した結果、現役メンバーの死亡事故に関する報告は存在しない。完全なデマである。
では、なぜこうした物騒なフェイク情報が形作られたのか。要因の一つは、過去に番組へ出演した海外の現地ガイドや、ゆかりのある著名人の訃報が巡り巡って「番組レギュラーの事故死」へと歪曲された点にある。SNSの短文投稿や動画プラットフォームのセンセーショナルな切り抜き投稿では、文脈が削ぎ落とされやすい。結果として「番組関係者の死」という断片情報だけがひとり歩きし、メインキャストの危機であるかのように誤認されてしまったのだ。
さらに、番組内で繰り広げられる過激なリアクションや、ドッキリ企画のサムネイル画像を悪用した悪質な釣りコンテンツも後を絶たない。視聴者の恐怖心や好奇心を煽ってアクセス数を稼ぐ手法が、根も葉もない噂に拍車をかけた形だ。