激しい動きを伴うシーンで圧倒的な威力を発揮するのがアクションモードだ。しかし、この機能をただオンにするだけではプロの質感は手に入らない。編集部による独自検証の結果、アクションモード使用時の最大の落とし穴は「光量不足によるシャッタースピードの低下」であることが判明した。暗所では電子補正のアルゴリズムが破綻し、映像の四隅に特有の歪み(ワープアーティファクト)が発生してしまうのだ。
これを回避する裏技がある。設定アプリの「カメラ」項目内にある「アクションモード(低照度)」を意図的にオンに切り替えることだ。さらに、センサーシフト光学式手ブレ補正が物理的にレンズユニットを駆動させるメインカメラ(等倍広角)に撮影倍率を固定する。超広角レンズは画角こそ広いがセンサーサイズが小さく、夜間や屋内での微振動を吸収しきれない。物理センサーがダイナミックに動くメインセンサーに頼ることこそ、滑らかなパンやトラッキングショットを生む鉄則だ。