iPadのイヤホンジャックやUSB端子に、市販の変換プラグを使ってギターシールドを直接差し込んでも、まともな音は鳴りません。これには電子回路上の明確な理由があります。
最大の要因は、ギターの出力信号が持つ「ハイインピーダンス(Hi-Z)」という特性にあります。エレキギターのピックアップから出力される電気信号は極めて微弱かつインピーダンス(電気抵抗)が高く、iPad側の一般的なマイク入力やライン入力端子では信号を適切に受け止められません。この結果、極端に音が小さくなったり、激しいノイズに埋もれたり、アプリ側が無音と判定してゲートを閉じてしまう現象が発生します。
また、100円ショップや家電量販店で見かける一般的なiPadギター変換ケーブル(3.5mmミニプラグ変換など)は、単に端子の形状を合わせているだけで信号の変換処理を行っていません。さらに近年のiPadはイヤホン端子自体が廃止されているため、適切なデジタル変換(A/D変換)を行う機器を介さない限り、iPad側でギターの音を認識させることは不可能です。