今年、水産業界で急速に進むDX(デジタルトランスフォーメーション)が、この伝統的な数え方に一石を投じた。画像認識AIを搭載したスマート値札が導入され、カメラが捉えたカニの状態を自動判別して値札を発行するシステムが稼働し始めたのだ。しかし、AIは「生きたカニ」と「茹でガニ」の境界線を厳密に区別できず、同じ売り場で表記が混在する事態が発生した。
SNS上では「昨日は1匹表記だったのに、今日は1杯になっている」「どっちがお得なのか分からない」といった投稿が相次ぎ、トレンド入りする事態に発展。システム開発会社は現在、水産庁のガイドラインに沿った表記の統一に向けてアップデートを急いでいるが、機械にとって日本の繊細な助数詞文化を理解するのは容易ではないようだ。