ここ数年、芸能界で相次いだ大物女優たちの独立劇も、この現象に拍車をかけている。長年所属した大手事務所を離れ、個人事務所を設立したり、エージェント契約に切り替えたりする50代女優が急増した。
事務所の力で自動的に回ってくる「年間何本のドラマ出演」というノルマから解放された彼女たちは、今、自分の意志で仕事を選んでいる。かつてのように、番宣のためにバラエティ番組をハシゴし、朝から晩まで情報番組に生出演するような過酷なプロモーション活動に追われる必要もない。「本当にやりたい役だけを、納得のいくペースで演じる」。そんな贅沢な働き方を手に入れた結果、メディアへの露出回数が減り、視聴者には「見なくなった」と映っているのだ。