宮内庁の公式発表を通じて公開される天皇陛下の日常は、国民が想像する以上に過密なスケジュールで埋め尽くされています。天皇の役割は大きく分けて「国事行為」「公的行為」「宮中祭祀」の3つから成り立ちます。
憲法に定められた国事行為として、内閣から送られてくる膨大な閣議決定書類の精読と署名・押印(年間約1,000件)をはじめ、認証官任命式や外国大使の信任状捧呈式などが連日執り行われます。
これらに加え、全国各地への行幸啓、学術・文化関係者へのご進講、海外要人の接遇といった公的行為が重なります。さらに、宮中三殿で行われる古式ゆかしい宮中祭祀(新嘗祭や四方拝など)は、早朝や深夜に及ぶ厳粛な祈りであり、陛下ご自身が身を清めて国家と国民の安寧を祈念される重責です。
皇后雅子さまも体調を整えられながら主要な儀式や行事に寄り添われ、愛子さまも自らの勤務と並行して成年皇族としての宮中行事や地方訪問に精力的に取り組まれています。