コールドリーディングの理論的解明において欠かせないのが、イギリスの解説者イアン・ローランドの存在だ。彼の著書は、かつて神秘のヴェールに包まれていた怪しい占い師たちのトリックを鮮やかに暴き、技術としての全貌を白日の下に晒した。
また、同じく英国のメンタリストであるダーレン・ブラウンは、ライブパフォーマンスを通じて心理トリックの脅威と魅力を示し続けている。彼らが強調するのは、「コールド(事前の情報なし)」と「ホット(事前に秘密裏に情報を入手しておく手法)」の違いだ。現実の悪質なケースでは、事前調査によるホットリーディングで確信を与えた上で、現場でのコールドリーディングを組み合わせるハイブリッドな手法が多用されるため、被害者は完全に信じ込んでしまう。