1992年、相方のケンと共に結成したお笑いコンビ「水玉れっぷう隊」は、関西の若手登竜門である「ABCお笑い新人グランプリ」で最優秀新人賞を受賞するなど、華々しいスタートを切った。その後、活動拠点を東京へ移し、バラエティ番組やルミネtheよしもとの舞台で活躍を広げる。
しかし、エンタメの最前線で戦い続ける中で、アキは「生で観客を直接沸かせる喜劇の世界で勝負したい」という情熱を再燃させていく。コンビ活動のペースを模索する中、2014年、45歳という節目で吉本新喜劇に入団する決断を下した。
若手が下積みを始める新喜劇に、東京で実績を積んだベテランが飛び込むのは異例中の異例だった。だがアキはプライドを捨て、新人座員として舞台の小道具運びや裏方仕事から愚直にやり直した。この泥臭い覚悟と謙虚な姿勢が、劇団内外からの厚い信頼を勝ち取る原動力となった。