スマホゲームのマルチプレイにおいて、なぜ「5人」という人数はこれほどまでにソフト選びを難しくさせるのでしょうか。その背景には、ゲーム開発側の技術的・商業的理由と、集団心理学における力学が存在します。
一般的な協力アクションやシューティングゲームが4人制を採用するのは、画面の視認性、サーバー負荷、そして「偶数分割の容易さ(2人対2人)」を維持するためです。一方、5人という人数は完全な奇数であり、均等な2チームに分けることができません。この不均衡が、ゲーム選定時のハードルを生み出しています。
しかし、社会心理学における「リンゲルマン効果(社会的手抜き)」の観点から見ると、5人という集団サイズは極めて理想的です。6〜8人を超えると「自分がサボっても誰かがやるだろう」という心理が働きやすくなりますが、5人は個人の責任感と発言機会がギリギリ損なわれない上限値とされています。つまり、適切なゲームタイトルさえ選定できれば、4人プレイ以上の連帯感とドラマチックな盛り上がりを生み出せるポテンシャルを秘めています。