なぜ人間は激しく泣いた後、どこかすっきりとした爽快感を覚えるのでしょうか。近年の感情生理学の研究によれば、感情の高ぶりによって流れる涙には、ストレスホルモンの一種であるコルチゾールが含まれており、涙を流すこと自体が身体のストレス物質を体外へ排出する防衛反応であることが分かっています。
激しく泣くことで自律神経が緊張状態の交感神経からリラックス状態の副交感神経へと劇的に切り替わります。感情を抑え込みがちな現代社会において、感動的なコンテンツに触れて思い切り泣く「涙活(るいかつ)」は、心のバランスを取り戻すための極めて理にかなったメンタルケアと言えます。