ヒューズを交換する際には、形状と「アンペア数(定格電流値)」を正確に把握しなければなりません。異なる規格のものを無理に差し込むと、接触不良や火災の原因になります。
1. 自動車用ブレードヒューズの種類
現代の自動車で主流となっているのは樹脂製ボディに2本の金属端子が生えたブレード型ヒューズです。サイズ順に主に3種類が存在します。
- 低背ヒューズ:現在の国産車で最も普及している極小・薄型タイプ。端子が短くボディの横に埋め込まれている。
- ミニ平型ヒューズ:2000年代以降の車両に多い小型タイプ。端子が下に細く突き出している。
- 平型ヒューズ:旧車や大型車、一部の社外電装品で使われる従来型の大きめなタイプ。
2. ヒューズのアンペア数(定格)の見方とカラーコード
ブレードヒューズは、上部に刻印された数字(例:「10」「15」)を見ることでアンペア数を判別できます。さらに国際標準規格(ISO)によってボディの樹脂色がアンペアごとに統一されています。
- 茶色:7.5A
- 赤色:10A(オーディオ、テールランプ等)
- 青色:15A(アクセサリーソケット、シガーライター等)
- 黄色:20A(ワイパー、デフロスター等)
- 透明・白:25A
- 緑色:30A(パワーウィンドウ、エアコンブロア等)
3. 電子回路・家電用ガラス管ヒューズの見方
オーディオアンプや家電基板に広く使われるガラス管ヒューズは、両端の金属キャップ部分に「125V 5A」のように定格電圧と電流が刻印されています。また、一瞬の過電流で即座に切れる「普通溶断型(ファストブロー)」と、突入電流を許容する「タイムラグ型(スローブロー / “T”の記号表記)」があるため、刻印の仕様を完全に一致させる必要があります。